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スキル・アカデミー:夏のオープンクラス 「土に学ぶ、五感で考える」成果発表 "Earth-Life Learning"

展示風景 Installation view © Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Fondation d'entreprise Hermès

 銀座メゾンエルメス フォーラム 8・9階で、スキル・アカデミー:夏のオープンクラス「土に学ぶ、五感で考える」成果発表 "Earth-Life Learning" が開催されている。

 エルメス財団は、自然素材にまつわるスキル(職人技術や手わざ)の伝承、拡張、知識の共有を目指すプログラム「スキル・アカデミー」の一環として、2024年3月に、中高生を対象にした春のワークショップ「土に学ぶ、五感で考える」を開催した。

 その成果発表となる本企画「夏のオープンクラス」は、春に得た様々な土との出会いを入口に、土にまつわる学際的なスキルを広く共有すると同時に、土を廻って交差する時間軸について継続的に学び、考える場となることを目指す。

 土は、地球が生まれ、大地がまだ海の中にいた頃からの記憶を持つ、人間の一生を遥かに超えた時間を宿す素材であり、太古から、動物・植物・土壌生物・微生物などあらゆる生物のすみかとして、その生命を育む場となってきた。また、地球上の人口の約3分の1は、土の建築に住んでいると言われている。

 本企画では、土をひとつのタイム・ベーストなメディアとしてとらえる。ここで扱う時間軸は、生と死、起きることや眠ること、その循環、そのあいだにある生命の営みや生活といった人間中心のできごとにとどまらない。人間以外の生物、あるいは地質学的なスケールで土の時間といった、死や眠りを超えて後世へ遺され、再生し続ける土について、五感で体験し、味わう、会期を通して変化する学びの場を来場者とともにつくる。