EXHIBITIONS

菅野まり子「聖樹玄影 / 失われた庭園を覚醒夢に描く」

© Mariko Sugano

 Galerie LIBRAIRIE6 で、菅野まり子による個展「聖樹玄影 / 失われた庭園を覚醒夢に描く」が開催されている。

 菅野まり子は東京都生まれ。多摩美術大学大学院修士課程修了。2001年度文化庁在外研修員としてドイツ・ドュッセルドルフに滞在。現在、東京を中心に個展、グループ展で作品を発表している。

 漆黒の顔料を使ったタブローのほか、羊皮紙を使ったペン画などで、神秘的な情景を描く。作品の多くは物語を想起させるが、必ずしも既存の物語が表現はいない。時代に滅ぼされることなく残存した古今東西のイメージ群を認識の捕縛から解放し、表現することを試みる。

 展覧会タイトルにもある「失われた庭園」とは、「記憶のなかの懐かしい庭(=楽園)」を意味し、自意識が目覚める境域、見慣れた世界の端緒も暗示。本展では、菅野による記憶の庭を描いた新作タブロー約15点による展示となっている。