EXHIBITIONS
田中尚子「CITY BOTANICS」
OIL by 美術手帖ギャラリーで、田中尚子による個展「CITY BOTANICS」が開催されている。
田中尚子は1990年東京都生まれ。幼少期をアメリカ・カリフォルニアで過ごし、10歳の時に帰国。現在は東京を拠点に活動。絵画、刺繍、セラミック、また依頼を受けての国内での壁画作品やインテリアブランドとのコラボレーション、メキシコに渡っての壁画制作まで活動を展開している。
田中は小学生の頃から遊びの一環として、PCで描いたデジタルアートを海外コミュニティサイトで公開し、絵を媒体としたコミュニケーションを世界中の人と自然と行っていたという。帰国後には日本語の読み書きができず、学校の授業の順応に苦労する。多感な時期に英語と日本語を使ってコミュニケーションを行うなかで、さらに言語を学ぶことに興味を持ち、大学時代にはメキシコへと留学。
メキシコ留学中に親しくなった現地の同世代アーティストたちと交流するなかで、友人から手ほどきを受けたアクリル絵具の技法や、メキシコ壁画の影響からペインティング作品の制作を開始。また、当時知人に教わったというパンチニードル刺繍による刺繍作品づくりを始めた。
田中にとって日常風景となっていたメキシコ壁画と、幼少期にカリフォルニアで見た大自然の風景、絵を描くきっかけとなったデジタルアート、そして多言語を習得することで無限に広がっていく他者とのコミュニケーションの経験が、アーティストとしての作品につながることになった。
メキシコから帰国後は、駐日メキシコ大使館や都内のギャラリーで働きながら、来日した知人やアーティストらの通訳としても活動。これまで本格的な展覧会の機会は多くなかったと語っているが、ダイナミックな構図とビビッドな色彩による壁画や刺繍作品は、多くの鑑賞者を惹きつけた。
本展では、幅3メートルの大作のほか、キャンバス、刺繍作品、セラミックといった新作を発表。
田中尚子は1990年東京都生まれ。幼少期をアメリカ・カリフォルニアで過ごし、10歳の時に帰国。現在は東京を拠点に活動。絵画、刺繍、セラミック、また依頼を受けての国内での壁画作品やインテリアブランドとのコラボレーション、メキシコに渡っての壁画制作まで活動を展開している。
田中は小学生の頃から遊びの一環として、PCで描いたデジタルアートを海外コミュニティサイトで公開し、絵を媒体としたコミュニケーションを世界中の人と自然と行っていたという。帰国後には日本語の読み書きができず、学校の授業の順応に苦労する。多感な時期に英語と日本語を使ってコミュニケーションを行うなかで、さらに言語を学ぶことに興味を持ち、大学時代にはメキシコへと留学。
メキシコ留学中に親しくなった現地の同世代アーティストたちと交流するなかで、友人から手ほどきを受けたアクリル絵具の技法や、メキシコ壁画の影響からペインティング作品の制作を開始。また、当時知人に教わったというパンチニードル刺繍による刺繍作品づくりを始めた。
田中にとって日常風景となっていたメキシコ壁画と、幼少期にカリフォルニアで見た大自然の風景、絵を描くきっかけとなったデジタルアート、そして多言語を習得することで無限に広がっていく他者とのコミュニケーションの経験が、アーティストとしての作品につながることになった。
メキシコから帰国後は、駐日メキシコ大使館や都内のギャラリーで働きながら、来日した知人やアーティストらの通訳としても活動。これまで本格的な展覧会の機会は多くなかったと語っているが、ダイナミックな構図とビビッドな色彩による壁画や刺繍作品は、多くの鑑賞者を惹きつけた。
本展では、幅3メートルの大作のほか、キャンバス、刺繍作品、セラミックといった新作を発表。