EXHIBITIONS
土から生えるもの 土に眠るもの
Gallery PARCで、堤加奈恵による個展「土から生えるもの 土に眠るもの」が開催されている。
堤加奈恵は1986年京都市生まれ。2011年に京都精華大学大学院を修了。以後、綴織によるタペストリー制作などに取り組んできたが、2018~19年のフィンランド滞在を機に、日本で生まれ育った自らのルーツに興味を抱くとともに、身近な素材や日本の染織工芸品などを取り上げながら、自身で織った布を造形作品として発表するようになる。
堤は現存する染織技法に倣いながら、とりわけ布にまつわる「織る」「染める」に着目した制作を続けることにより、一枚の布を成す様々な技法を知るとともに、その背景や歴史の変遷などを読み込む。また、それら技術やプロセスが内包する感情や事象をテーマに作品をあらわすことで、染織と鑑賞者のあいだを媒介し、そこに多くの対話が起こることを目指す。
会場には「化学染料と天然染料」のあり方を眼差した作品などを含む新作4点をはじめ、近年の堤作品をあわせた約15点を展示している。
堤加奈恵は1986年京都市生まれ。2011年に京都精華大学大学院を修了。以後、綴織によるタペストリー制作などに取り組んできたが、2018~19年のフィンランド滞在を機に、日本で生まれ育った自らのルーツに興味を抱くとともに、身近な素材や日本の染織工芸品などを取り上げながら、自身で織った布を造形作品として発表するようになる。
堤は現存する染織技法に倣いながら、とりわけ布にまつわる「織る」「染める」に着目した制作を続けることにより、一枚の布を成す様々な技法を知るとともに、その背景や歴史の変遷などを読み込む。また、それら技術やプロセスが内包する感情や事象をテーマに作品をあらわすことで、染織と鑑賞者のあいだを媒介し、そこに多くの対話が起こることを目指す。
会場には「化学染料と天然染料」のあり方を眼差した作品などを含む新作4点をはじめ、近年の堤作品をあわせた約15点を展示している。