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今村遼佑 × 光島貴之 感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト〈感覚の点P〉展 プレイベント

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 東京都渋谷公園通りギャラリーで「今村遼佑 × 光島貴之 感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト〈感覚の点P〉展 プレイベント」が開催されている。

 今村遼佑は1982年京都府在住。インスタレーション、映像、絵画、テキストなど多様な手法で、生活のなかのささやかな出来事を取り上げ、見る人の記憶や感覚に働きかける表現を行っている。2018年より、きょうと障害者文化芸術推進機構が運営するart space co-jin(京都府)にて携わるプロジェクト「アートと障害のアーカイブ・京都」を通して光島と出会う。おもな展覧会は、「ヨコハマトリエンナーレ2011」(横浜美術館、2011)、「第5回 shiseido art egg」(資生堂ギャラリー、2011)など。

 光島貴之は1954年京都府生まれ。10歳の頃に失明し、鍼灸を生業としながら、自身の身体感覚を投影した新たな表現手法を探求してきた。テープやカッティングシートをもちいた「さわる絵画」のほか、「触覚コラージュ」、「釘シリーズ」など独自の方法で制作する。2020年、バリアへの新しいアプローチを実践する拠点として「アトリエみつしま」を開業。おもな展覧会は、「KALEIDOSCOPE 6人の個性と表現」(世田谷美術館、2003)、「MOTサテライト2019 ひろがる地図」(東京都現代美術館、2019)など。

 本展は、2025年2月に開催する展覧会のプレイベントとして行うプログラム。「感覚」についての対話を続ける美術作家・今村遼佑と全盲の美術作家・光島貴之が、作品展示とゲストを招いてのワークショップを行う。来場者とともに他者との感覚の違いに触れ、価値観の違いを共有し、多様な世界のあり方から表現の可能性を探る。