アレックス・カネフスキー「The Battle of Shahbarghan（シャバーガンの戦い）」

　104GALERIE（東京・中目黒）で、アレックス・カネフスキーによる個展「The Battle of Shahbarghan（シャバーガンの戦い）」が開催されている。


　アレックス・カネフスキーは1963年ロシア生まれ。1983年にはアメリカ・フィラデルフィアに移住し、89年よりペンシルベニア美術アカデミー（ペンシルベニア・US）でペインティングを学んだ。2002年から2017年には、同校の非常勤講師として学生を指導。ウッドミア美術館では、公募展の審査員を務め、地域のアートに関する啓蒙・教育にも携わる。カネフスキーの作品は、ウッドミア美術館（ペンシルバニア・US）や、サンフランシスコ美術館を構成するリージョンズ・オブ・オーナー美術館（サンフランシスコ・US）などにコレクションされている。

　本展の展覧会タイトルである「The Battle of Shahbarghan（シャバーガンの戦い）」とは1646年にインド、ムガル地方で起こったとされる、広く知られていない戦いである。その様子を伝える小さな美しいムガルの絵画が、現在、ニューヨークのメトロポリタン美術館に残されており、今回のカネフスキーの作品にも関係している。

　カネフスキーは2022年に同廊が主催したグループ展で初めて紹介された。今回の日本初個展では、最新作のペインティング10点を公開している。