EXHIBITIONS

企画展

絹の輝き・繍の技 ―里帰りした刺繍絵画―

2024.03.09 - 04.21, 2024.04.24 - 06.02

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 清水三年坂美術館で、企画展「絹の輝き・繍の技 ―里帰りした刺繍絵画―」が開催されている。

 明治時代には、日本の染織品は室内装飾としての販路が見出され、絵画を模した額や屏風などが盛んに制作されるようになり、その多くが海を渡っていった。

 これまでの衣類や生活雑貨から離れた刺繍絵画や天鵞絨(ビロード)友禅などの染織品は美術染織と呼ばれ、千總の西村總左衛門や髙島屋の飯田新七といった京都の呉服商によって、日本画家の下絵や海外の油絵をもとに制作された。とくに刺繍絵画は、その重なりあった絹糸の輝きによって、また、様々な刺繍の技法を用いることによって、ときに絵画を超えた写実性を観者に感じさせる。

 本展では、刺繍絵画の優品や未公開作品を中心に、同時代を彩った天鵞絨友禅もあわせて展示。京都で生まれ、時を経て再び京都の地へ帰ってきた、美術染織の名品の数々が展覧されている。