Master of Elegant Simplicity：ジョージ ホイニンゲン＝ヒューン写真展

　シャネル・ネクサス・ホールで「Master of Elegant Simplicity：ジョージ ホイニンゲン＝ヒューン写真展」が開催されている。

　ジョージ ホイニンゲン＝ヒューン(1900-1968)は、アート、ファッション、映画の結びつきを写真で表現した先駆的なフォトグラファーとして知られている。本展では、ホイニンゲン=ヒューンが手掛けた代表的なファッション写真に加え、シャネルとの交流を物語る作品や、著名人のポートレートや旅先での風景を収めた作品など、約65点を紹介。

　ホイニンゲン＝ヒューンはガブリエル シャネルを「現代女性のニーズと好み」を深く理解した「聡明な女性」と評しているという。彼がファッション誌のために丁寧につくり上げた写真は、シックなモノクロームのスーツからリラックスしたビーチウェア、豪華なイヴニングドレスまで、シャネルのデザインの美しさやその輝きをあますところなくとらえる。

　本展は20世紀のスタイルを象徴するふたりの人物のつながりを称える展覧会であり、また日本で初めて、ホイニンゲン＝ヒューンの作品を大規模に展示するものとなる。