きらめき彫刻祭

　東京都台東区・文京区の11会場で「きらめき彫刻祭」が開催されている。

「きらめき彫刻祭」とは、東京の下町風情があふれる「谷根千エリア」を舞台に、いまをときめく作家たちによる多様な現代の「彫刻」を展示する芸術祭。作品展示のほかにも「谷根千+上野桜木エリア」の商店街や路地の散策も堪能できる謎解きウォークラリーやアーティストによるフリーマーケット、親子で一緒にアートを学べるワークショップなど『彫刻』をもっと身近に感じることのできるイベントも多数開催予定だ。

　本芸術祭は「彫刻ってなんだろう?」をテーマとして掲げている。明治時代に「sculpture」が翻訳されてはじめて彫刻という言葉ができ、当時ではおもに木彫か塑造（粘土）を「彫刻」と言ってきた。いっぽう現代では音や光、3Dプリントを使うなど、「彫刻」の素材・技法・思考は広範囲にわたる。

　本芸術祭は、このように多様化する彫刻のコンセプトを、全11会場の様々な展示のキュレーション・作品を通じて考える。きらめき彫刻祭は、それぞれの想う「彫刻」との関係が見え、一挙に色々な種類の想いが感じられる芸術祭となっている。

　キュレーターは飯盛希、石野平四郎、HB. 、大塚諒平、北山翔一、齋藤圭一郎、佐野藍、多田恋一朗、村岡佑樹、森山泰地、山本修路。

　参加アーティストは、筏井宏実、石川洋樹、伊勢武史、井田大介（Daisuke Ida Collection）、石野平四郎、植田明志、江藤佑一、大塚諒平、大森記詩、小倉孝俊、北山翔一、木本諒、黒木結、佐野藍、瀬戸優、髙橋銑、多田恋一朗、蔦本大樹、中田愛美里、中西宏彰、萩原亮、前田春日美、村岡佑樹、森田悠揮、森山泰地、山本修路、米山啓介、モノ・シャカ（コラボレーター）

　東京都台東区・文京区11会場は、朝倉彫塑館、貸はらっぱ音地、旧平櫛田中邸、半澤美術店、櫻木画廊、感應寺、haco - art brewing gallery -、LIBRE、ギャラリー美の舎、The 5th floor、渡辺歯科医院。