EXHIBITIONS

オチ・オサム展 言葉の前に II

2024.01.24 - 02.25

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 EUREKAで 「オチ・オサム展 言葉の前に II」が開催されている。

 オチ・オサム(1936〜2015)は、1950年代末から60年代前半にかけ、福岡を拠点に活動していた前衛美術グループ 「九州派」の中心メンバーの1人だ。身近な日用品やアスファルトを表現の素材とすることを提案し、グループの活動を牽引。1960年代にはアメリカ・サンフランシスコに渡り、帰国後は、大小の球体が浮かぶ ' 球体絵画 ' シリーズを展開する。その後も自身の思考を深化しながら、50年以上毎日のように制作し独自の活動を続けてきた。

 同廊にて3年ぶり2回目となる本展では、日々描かれた膨大な数のドローイング、コラージュのなかから、これまで殆ど紹介される機会のなかったドロッピング作品を中心に展示。表現にまつわる様々な思索を積み重ねた、オチ・オサムの創作の一端を紹介している。