EXHIBITIONS

井田大介 「SYNOPTES」

 TEZUKAYAMA GALLERYで、井田大介による個展 「SYNOPTES」が開催されている。

 井田大介は1987年鳥取県生まれ、東京都在住。2015年に東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。2022年にはソウル市美術館で開催された 「Grid Island」への参加。現在、熊本市現代美術館で開催中の企画展 「遠距離現在 Universal / Remote」にも出展するなど、国内外で活躍している。

 井田にとって同廊で4年ぶりの個展となる本展では、ポストコロナにおける身体性や視点の変化(現実のなかに仮想が入り込むことで現実が仮想的に見えることなど)と、監視社会をテーマとした作品を発表。18世紀に登場した監視システムを指す言葉 「パノプティコン」の語源にもなった複眼の巨人の神話を下敷きにし、現代に生きる我々の姿を彫刻する。