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EXHIBITIONS

佐賀県立美術館40周年特別展

あそび、たたかうアーティスト 池田龍雄

池田龍雄 巨人 1956 東京国立近代美術館蔵

 佐賀県立美術館で、40周年特別展 「あそび、たたかうアーティスト 池田龍雄」が開催されている。

 池⽥⿓雄(1928〜2020)は佐賀県伊万里市二里町に生まれた。15歳で海軍航空隊に入り、特攻隊の訓練中に終戦を迎えた。その後、美術を志し上京した池田は、より実験的で大胆な表現を求めるアヴァンギャルド(前衛)芸術に心惹かれ、岡本太郎をはじめ、文学、音楽、映画等様々な表現者たちと知り合いながら、自身の表現を追求した。社会の矛盾や不条理を鋭くかつユーモアたっぷりにあぶり出すペン画シリーズを始め、生命や宇宙のイメージを神秘的に描き出した 「BRAHMAN(ブラフマン)」、廃材を利用した不思議なかたちの立体作品など、その作品はじつに多彩だ。

 池田はアーティストとして生きることは 「たたかい―闘い」であり、同時にアートは 「あそび」であると語っている。人の心と精神の自由を形にする 「あそび」であるアートを、池田は厳しい生活と表現方法との苦闘のなかで生み出してきた。

 本展では、戦後、現代の日本の美術界を代表するアーティストのひとりとして、いまなお大きな存在感を放ち続ける池田龍雄の生涯、その 「あそび」と「たたかい」の軌跡を紹介する。