EXHIBITIONS

PRADA MODE TOKYO

2023.05.12 - 05.13

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 東京都庭園美術館でコンテポラリーカルチャーをテーマにした世界巡回型イベント「PRADA MODE」の第9弾が開催される。キュレーターは同館館長である建築家の妹島和世。

「PRADA MODE」はアーティストのカールステン・ホーラーが手がけた「Prada Double Club」(2008/2009年ロンドン、2017年マイアミ)から生まれた、アート、音楽、食、エンターテイメントの分野を横断して一期一会な体験をもたらす、コンテポラリーカルチャーをテーマにした世界巡回型イベント。過去(2018~2022年)にはマイアミ、香港、ロンドン、パリ、上海、モスクワ、ロサンゼルス、ドバイで開催され、シアスター・ゲイツ、ジェイミー・ダイアモンド、ケイト・クロフォード、トレヴァー・パグレン、賈樟柯、ダミアン・ハースト、マルティーヌ・シムズなどのアーティストや映画監督、写真家による作品やインスタレーションを展示してきた。
 
 キュレーターを務める妹島は茨城県生まれ、1981年日本女子大学修士課程を修了。87年に東京で「妹島和世建築設計事務所」を開設し、95年に西沢立衛とともにSANAAを設立した。個人で手掛けた作品には、『梅林の家』、『犬島「家プロジェクト」』、『すみだ北斎美術館』、『日本女子大学目白キャンパス』など。SANAAとしての代表作は、『金沢21世紀美術館』、『ROLEX ラーニング センター』、『ルーヴル ランス』、『グレイス・ファームズ』、『ボッコーニ大学新キャンパス』、『サマリテーヌ』、『シドニー・モダン・プロジェクト』など。10年には、第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターに就任。現在は、ミラノ工科大学教授を務めるとともに、日本女子大学と大阪芸術大学で客員教授として教鞭をとっている。

 本館をかこむ広大な庭園に、メインの仮設パビリオンと日陰をつくる複数のパビリオンが広がり、クラシック音楽からミニマル・ミュージックまで様々なジャンルの音楽のライブ演奏に、トークショー、茶道体験、バラエティー豊かな内容のワークショップ、そして日本と世界の美食からなるフードサービスの提供が予定されている。