PlanetesQue: The Case of Y（プラネテス・ク ： Yの場合）

　Peopleで、アーティストのBIENと建築家コレクティブGROUPの展覧会「PlanetesQue: The Case of Y（プラネテス・ク：Yの場合）」が開催される。

　BIENは1993年東京都生まれ。ドローイング表現を基礎とし、絵画や彫刻など多様なメディアで作品を制作。アニメのキャラクターといったフィクションが生み出す形や文字や記号などの表象に着目し、それらが持つかたちや意味を解体／再構築し抽象表現を展開している。

　井上岳+大村高広+齋藤直紀+棗田久美子+aによって2021年に設立されたGROUPはリサーチと設計と施工を行う建築家コレクティブ。主な活動として、設計・施工「新宿ホワイトハウスの庭」（東京都、2021）、設計・運営「海老名芸術高速」（神奈川県、2021）、グループ展「浴室の手入れ」（PROJECT ATAMI、2022）など。

　本展のタイトルPlanetesQueとは、アーティストBIENが作り出した造語であり、Planetesとは惑う人という意味が込められている。会場では、様々に計画された偶然性（チャンス）の要素が散りばめられており、意図や解釈によって展覧会自体が変化するように計画されている。