ケリス・ウィン・エヴァンス

　草月会館1F 石庭 「天国」で、ケリス・ウィン・エヴァンスによる個展が開催される。

　エヴァンスは1958年ウェールズ生まれ。文学、映画、美術、天文、物理など幅広い分野における先人達の先駆的な試みに関心を寄せ、ネオンを用いた作品を制作している。

　エヴァンスはこれまで、アスペン美術館（2021）、ポーラ美術館（神奈川、2020）、テート・ブリテン・コミッション（ロンドン、2017）、パリ市立近代美術館（2006）などで個展を開催。主なグループ展として、ミュンスター彫刻プロジェクト（2017）、ヴェネチア・ビエンナーレ（2017、2003）、あいちトリエンナーレ（名古屋、2010）、 「万華鏡の視覚：ティッセン・ボルネミッッサ現代美術財団 コレクションより」森美術館（東京、2009）、横浜トリエンナーレ（2008）などに参加してきた。

　本展は、2018年に同会場で開催された個展の第2章と位置づけられる。床面から天井に達する光の柱作品に加え、クリスタルガラス製のフルートが自動演奏される立体作品、マルセル・プルーストの 『失われた時を求めて』日本語訳の一部を基にした大型ネオン作品が展示される。

　また、ケリス・ウィン・エヴァンスによる個展が4月28日までタカ・イシイギャラリー（complex665）で同時開催される。