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三沢厚彦

Atsuhiko Misawa

三沢厚彦 Animal 2017-01-B2(クマ) 2017(道後オンセナート2018での展示風景) 撮影=高見知香

 三沢厚彦は1961年京都府生まれの彫刻家。東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。同大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。武蔵野美術大学特任教授。樟(くすのき)の丸太から白クマ、トラ、ネコ、キリンなどの動物を彫り出し、油絵具で彩色した「ANIMALS」シリーズを手がける。ほぼ等身大、あるいはそれ以上のサイズで制作された動物たちにはユニコーンをはじめとする架空の動物も含まれる。

 そうした動物の彫刻にフォーカスした個展「ANIMALS」を、これまで全国十数ヶ所で開催。また17年には、彫刻家の舟越桂、画家の小林正人と杉戸洋、写真家の浅田政志とコラボレーションを行った展覧会「三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館」を渋谷区立松濤美術館にて開催。同メンバーはアーティストユニット「アニマルハウス」として、道後オンセナート2018(道後温泉およびその他周辺エリア)でも作品を展示した。これまで参加した主な展覧会にあいちトリエンナーレ2010、「ペコちゃん展」(平塚市美術館、2015)、「生きとし生けるもの」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡、2016)など。主な受賞歴に、第20回平櫛田中賞(2001)、第41回中原悌二郎賞(2019)など。