三沢厚彦展

　AMMON KYOTOで 「三沢厚彦展」が開催されている。

　京都で⽣まれ育ち、幼い頃から仏像や寺社に親しんだ三沢は、東京藝術⼤学および同⼤学院で彫刻を学び、1990年代に流⽊などを寄せ集めて制作された 「コロイドトンプ」シリーズで注⽬を浴びる。2000年より制作を開始した 「ANIMALS」シリーズが⾼く評価され、全国各地で展覧会を開催。樟の丸太から等⾝⼤の動物を彫り出し、油絵具で彩⾊した動物たちは、その謎めいた表情と強烈な存在感を放つ。近年では、ユニコーンやキメラといった空想上の⽣き物のイメージを組み合わせた⼤型の⽊彫を精⼒的に制作している。

　約12年ぶりの京都凱旋となる本展では、2023年6⽉に千葉市美術館で公開制作した 「Animal 2009-07」をはじめ、キメラやクマなど様々な動物の新作セラミック、ペインティングを展⽰している。