ARTISTS
川島小鳥
Kotori Kawashima
川島小鳥は1980年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業後、写真家の沼田元氣に師事し、2007年に友人を被写体とした写真集『BABY BABY』でデビューする。11年に、佐渡島で暮らす生命力あふれる3歳の少女を撮影した『未来ちゃん』で第42回講談社出版文化賞写真賞。15年に、3年をかけて台湾の人々をとらえた『明星』で第40回木村伊兵衛写真賞を受賞し、見る者を引き込むノスタルジックな世界観が評価される。同作は、ページの縦と横を組み合わせて製本にもこだわり、帯コピーの「ここはぼくらのたのしい星」には、あらゆるものを写したかったという思いを込めた渾身の一作となっている。
そのほかの主な写真集に、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(2014)、銀杏BOYZのCDジャケットを飾った少女たちのポートレイトからなる『ファーストアルバム』(2016)、川島が足げく通う台南のガイドブック『愛の台南』(2017)、初のモノクロ作品を収録した『つきのひかり あいのきざし』(2018)など。一貫して、人物を中心としてその周りにある風景を撮影し、瞬間瞬間をみずみずしく切り取る。2017年に、デビューから15年にわたる活動をまとめた初の大規模個展「川島小鳥展 境界線で遊ぶ」(金津創作の森 アートコア、福井)が開催された。
そのほかの主な写真集に、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(2014)、銀杏BOYZのCDジャケットを飾った少女たちのポートレイトからなる『ファーストアルバム』(2016)、川島が足げく通う台南のガイドブック『愛の台南』(2017)、初のモノクロ作品を収録した『つきのひかり あいのきざし』(2018)など。一貫して、人物を中心としてその周りにある風景を撮影し、瞬間瞬間をみずみずしく切り取る。2017年に、デビューから15年にわたる活動をまとめた初の大規模個展「川島小鳥展 境界線で遊ぶ」(金津創作の森 アートコア、福井)が開催された。