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NEWS / EXHIBITION - 2017.12.11

グラフィックデザイナー・野口久光が描いた、「一枚の絵画」としての映画ポスター

新潟市美術館で展覧会「野口久光 シネマ・グラフィックス」が開催される。手描きによる映画ポスターをはじめ、多岐にわたる活動から400点に及ぶ資料を展示。さらに野口の音楽評論家としての側面から、新潟とジャズの関係も紹介する。会期は2018年1月10日〜3月25日。

野口久光 『大人は判ってくれない』ポスター 日本公開1960年

 野口久光(1909〜94)は映画配給会社・東和商事(のちの東宝東和)に所属し、およそ30年の間に1000点を超えるポスターを描いた。野口の映画ポスターは、タイトルや俳優の名前まで全て手描きで、作品の雰囲気を豊かに表現した「一枚の絵画」としての魅力を持つ。そのポスターは多くの映画監督を魅了し、『大人は判ってくれない』(1959)のフランソワ・トリュフォーは野口が描いたポスターに感激し、続編の撮影時には小道具として取り入れたほど。

野口久光 『禁じられた遊び』ポスター 日本公開1953年
野口久光 『第三の男』ポスター 日本公開1952年

 また、野口は音楽・舞台評論家としても知られ、デューク・エリントンなどジャズの巨匠たちとも親交を持っていた。日米の音楽交流の架け橋を担ったとして、1983年にはニューオーリンズの名誉市民ともなっている。

野口久光(左)とデューク・エリントン

 本展では、野口の映画ポスターやその原画、映画スターやジャズプレーヤーのポートレイト、書籍やレコードのジャケットなど、約400点の資料を展示。さらに当時の貴重な映像資料も公開する。

野口久光 『デューク・エリントン・オーケストラ』公演プログラム

 また、エリントンが「新潟市国際親善名誉市民」となった経緯に関わる写真や資料も展示し、エリントンと新潟の関係を紹介する。

information

野口久光 シネマ・グラフィックス

会期:2018年1月10日〜3月25日
会場:新潟市美術館
住所:新潟市中央区西大畑町5191-9
電話番号:025-223-1622
開館時間:9:30〜18:00
料金:一般 1000円 / 大高生 800円 / 中学生以下無料
休館日:月(祝日の場合は翌日)

event

第31回新潟ジャズストリート
日時:2018年1月20日 12:00~13:00、14:00~15:00、16:30~17:30
会場:新潟市美術館企画展示室3
出演:HALF NOTE、君英夫トリオ+星とよ子、長沢好宏 Walk don’t run with Noriko
※要展示観覧券(ただし当日に限り、新潟ジャズストリートのチケット提示で無料)
 
アフタートーク「ジャズと新潟とわたし」
日時:2018年1月20日 15:00~15:30(君英夫トリオ演奏後、約30分)
会場:新潟市美術館企画展示室3
出演:星とよ子(ジャズシンガー)、高坂元己(ラジオパーソナリティ)
※要展示観覧券(ただし当日に限り、新潟ジャズストリートのチケット提示で無料)
 
トークショー「エリントンと新潟、野口久光とジャズ」
日時:2018年2月10日 14:00〜(約90分)
会場:新潟市美術館講堂
出演:星とよ子(ジャズシンガー、元・新潟アメリカ文化センター館長秘書)、根本隆一郎(NPO法人古き良き文化を継承する会代表)
※聴講無料、先着100名
 
大林宣彦作品上映会『思い出は映画とともに』+アフタートーク
日時:2018年2月11日 14:00〜(約90分)
会場:新潟市美術館講堂
講師:根本隆一郎(NPO法人古き良き文化を継承する会代表)
※聴講無料、先着100名
 
野口久光トリビュート@シネ・ウインド『モンパルナスの灯』上映
日時:2018年2月10日~16日 各日 10:00~12:00(1回上映)
会場:新潟・市民映画館シネ・ウインド
観覧料:一般 1800円 / 学生(高校生以上) 1500円 / 60歳以上 1100円
※初日上映後、場内にてトークショー「ベッケル・ノワール、闇の映画作家」(約20分)あり。出演:井上経久(シネ・ウインド支配人)+藤井素彦(新潟市美術館学芸員)
 
ショートレクチャー「映画とジャズと野口久光」
日時:①2018年2月4日、②3月11日 いずれも14:00〜
会場:新潟市美術館講堂
①「手描きのデザイン」
講師:藤井素彦(新潟市美術館学芸員)
②「エリントンと新潟」
講師:松本美樹(新潟市美術館学芸員)
※聴講無料・先着100名
 
美術講座「映画は変わったか」
日時:2018年1月20日 10:30〜、14:00〜(各約50分)※2回とも内容は同じ
会場:新潟市美術館講堂
講師:藤井素彦(新潟市美術館学芸員)
※聴講無料・先着100名

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