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NEWS / HEADLINE - 2017.10.24

ブリューゲル一族がやってくる。ほぼすべてが日本初公開の「ブリューゲル展」、国内5会場で開催へ

16世紀のフランドル(現ベルギー)を代表する画家、ピーテル・ブリューゲル1世。日本でも根強い人気を誇るこの画家から150年続く一族の画業を辿る展覧会「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」が、2018年1月から東京都美術館で開催される。

ピーテル・ブリューゲル1世(下絵)、ピーテル・ファン・デル・ヘイデン(彫版) 最後の審判(部分) 1558 Private Collection

 ピーテル・ブリューゲル1世は、幻想的な世界を描いたヒエロニムス・ボスに影響を受けた版画の下絵師としてキャリアをスタートさせ、いまなお幅広い人気を得ている。その作品は、農民の日常に目を向けたこと、また自然そのものを主題として作品に取り入れたことなど、それまでの画家たちとは異なる革新性、観察眼を持っていた。

マールテン・ファン・ファルケンボルフ バベルの塔 1580頃 Private Collection, France

 のちのフランドル絵画に大きな影響を与えたピーテル1世。その人生は40余年で幕を閉じたが、優れた観察眼は息子たちへと引き継がれていった。2018年に東京都美術館を皮切りに、全5美術館を巡回する「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」では、ブリューゲル一族の祖であるピーテル1世から、その二人の息子、ピーテル・ブリューゲル2世とヤン・ブリューゲル1世をはじめとする一族4世代、9人の作品約100点が一堂に会する。

ピーテル・ブリューゲル2世 鳥罠 1601 Private Collection, Luxembourg

 展示構成は「宗教と道徳」「自然へのまなざし」「冬の風景」「旅の風景と物語」「寓意と神話」「静物画の隆盛」「農民たちの踊り」の7章構成。ピーテル1世が下絵を描いた《最後の審判》(1558)をはじめ、ヤン2世の《地上の楽園》(1620-25)やピーテル2世の《野外での婚礼の踊り》(1610頃)など、その出展作品のほとんどは個人蔵で、今回が日本初の公開となる。

ピーテル・ブリューゲル2世 野外での婚礼の踊り 1610頃 Private Collection

 西洋絵画全体に影響を与えたブリューゲル一族。その150年にわたる一族の画業を総覧する貴重な機会になりそうだ。

information

ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜

東京展
会期:2018年1月23日〜4月1日
会場:東京都美術館
住所:東京都台東区上野公園8-36
電話番号:03-5777-8600
開室時間:9:30〜17:30(金〜20:00)
休室日:月(ただし2月12日は開室)、2月13日
料金:一般 1600円 / 大学・専門学校生 1300円  / 高校生 800円 / 65歳以上 1000円 / 中学生以下無料
 
愛知展
会期:2018年4月24日〜7月16日
会場:豊田市美術館
 
北海道展
会期:2018年7月28日〜9月24日
会場:札幌芸術の森美術館
 
※その後、広島県、福島県に巡回予定

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