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不可視の存在を描く畑山太志が個展「時はぐれ」で見せる新たな展開

「第1回CAF賞」で優秀賞を受賞するなど、近年注目の若手作家・畑山太志の個展「時はぐれ」がSEZON ZRT GALLERYで開催される。会期は9月2日〜26日。

畑山太志 生きつづけるゴールドクレストは洞窟を燈す 2017

 1992年神奈川県生まれの畑山太志は、多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻に在籍中の2014年、「第1回CAF賞」優秀賞・名和晃平賞を受賞。17年には、セゾン現代美術館での「美藝礼讃ー現代美術も古美術も」に参加した。

畑山太志 真夜中の日差しの岩ほどき 2017

 風景のなかにある「肉眼では見えない存在」に対する興味から、空気や存在感を独自の感覚でとらえ、緻密に描きこまれた作品を制作してきた畑山。

 本展の作品には、画面を飛び交うような筆跡や、深淵を感じさせる表現が加わった。空気や時間、光といった不可視の存在を可視の存在と等しく扱う畑山の、新たな展開に注目したい。

編集部

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