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テーマは「クソコラ」。村山悟郎の個展でメディアを批判的にとらえる

芸術家であり、現在、客員研究員としてウィーン大学間文化哲学研究室に所属している村山悟郎が、G/P galleryで個展を開催する。会期は9月2日〜10月1日。

村山悟郎 Assassination of A. K, p2 #0 2017 インクジェットプリント © Goro Murayama  Courtesy of G/P gallery, Tokyo

 村山悟郎は1983年東京都生まれ。2015年に東京藝術大学美術研究科博士後期課程美術専攻油画(壁画)研究領域を修了し、17年まで、文化庁新進芸術家海外研究員としてウィーンにて制作。現在は客員研究員としてウィーン大学間文化哲学研究室に所属している。

村山悟郎 Assassination of A. K, p2 #06 2017 インクジェットプリント © Goro Murayama  Courtesy of G/P gallery, Tokyo

 「監獄のファンタジー」(15年、東京)の続編にあたる本展のテーマは「クソコラ(CRAPPY COLLAGE)」。16年にトルコのギャラリーで起こったロシア駐在大使殺人事件を引用し、デジタルフォトコラージュと映像によるコラージュ作品で構成されている。

村山悟郎 Assassination of A. K, p1 #05 2017 インクジェットプリント © Goro Murayama  Courtesy of G/P gallery, Tokyo

 「政治的デモンストレーションとしてメディアを濫用しようとする暴力に、同じメディアの地平で抵抗するために、私は本展を企図する」と語る村山。メディア操作にあふれた現代の様相に批判を加える本展をとおして、メディアとそれを取り巻く状況について、改めて考える機会を提供する。

編集部

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