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ブリューゲルの《バベルの塔》が24年ぶり来日! ネーデルラントの「至宝」が東京都美術館で公開

「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』」展が、4月18日より東京都美術館(上野)で開催される。ブリューゲルの《バベルの塔》と、16世紀ネーデルラント美術の名作を紹介。

ピーテル・ブリューゲル1世 バベルの塔 1568頃 板に油彩 Museum BVB, Rotterdam, the Netherlands

 今年もっとも話題となっている展覧会のひとつが、来月ついに開幕する。本展の目玉は、16世紀ネーデルラント美術を代表する巨匠、ブリューゲル1世(1525頃〜1569)の《バベルの塔》(1568頃)の24年ぶりの来日。約1400人もの登場人物が緻密に描き込まれた、大スケールの名作を間近で見られることに加え、原寸を約300%に拡大した複製画と3DCG動画も公開される。

 また、ブリューゲルが手本とした画家、ヒエロニムス・ボス(1450頃〜1516)の油彩画も来日。奇怪ながらもファンタジックな世界観の個性的な作品群で、現代でも人気の高いボス。世界中で約25点しかないとされる希少な現存作品のうち、初来日となる2点が展示される。

 本展は、ブリューゲルとボスを中心に、2人が活躍した16世紀ネーデルラントの美術を概観できる構成。油絵や銅版画、彫刻など約90点の出品作で、宗教絵画から風景画、風俗画へと展開していった西洋美術の歴史をたどる。

編集部

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