近年、アーティストとして精力的な活動を見せる香取慎吾が、香港島の中環のオールド・タウン・セントラル(以下OTCエリア)で、ストリート・アート作品を発表した。様々なストリート・アートが街の壁に描かれ、撮影スポットとして人気を集めているOTCエリアでは今月、「香港アートマンス」として多彩なアート・イベントを開催中。龍をモチーフとした香取の作品《大きなお口の龍の子(大口龍仔)》は、そのハイライトとして発表された。
2017年、テレビ番組の撮影で香取が同エリアを訪れたことをきっかけに、香港政府観光局が作品の制作を依頼、実現したこのプロジェクト。香取は「初めて香港で映画を撮影した20年前から香港では広東語で“大口仔(大きなお口の男の子)”というニックネームで呼ばれています。20年後に龍になって香港に戻ってきた、という意味を込めてこの絵をかきました」とコメントしている。
香取が手がけたパブリックアート作品としては、青森県津軽鉄道の列車に続く2作目であり、海外では初となる本作。「世界一長いエスカレーター」としても知られるミッドレベルエスカレーターの側面、シェリーストリート(些利街)にて見ることができる。
※11月1日追加
東京・丸の内のKITTEで行われた「香港ウィーク 2018 Greater Bay Area Showcase」(2018年11月1日〜4日)で、《大きなお口の龍の子(大口龍仔)》のレプリカ展示が行われた。