• HOME
  • MAGAZINE
  • NEWS
  • REPORT
  • 「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」(麻布台ヒ…

「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」(麻布台ヒルズギャラリー)開幕レポート。アニメーターの線への思いを映画と重ねて【3/3ページ】

 4「京本家の廊下」は、作中の京本の部屋へと進む廊下を再現した展示だ。ドアの外にはスケッチブックが積み重なり、廊下の向こうで絵を描き続ける京本と、その存在によって再び絵の道を歩もうとする藤野が工作する場が表現されている。

4「京本家の廊下」展示風景

 5「藤野の部屋」は藤野の部屋を再現した展示だ。藤野と京本が互いにマンガを描くことに邁進した場所であり、隣に展示されているの京本が羽織り続けた藤野のサイン入りの半纏とともに互いの友情を体感できる。

5「藤野の部屋」展示風景
展示風景より、京本が羽織り続けた藤野のサイン入りの半纏

 そして最後となる6「特別映像エリア」は、藤野と京本の言葉、そして押山自身が描く姿を重ねながら、「人が線を引く」という原初的な喜びを表現した特別映像が上映されている。

 劇場アニメ「ルックバック」に込められていた絵を描くことの喜びと苦しみ、そして線を描くといういつの時代も人を惹きつけてきた行為の純粋さを、正面から表現しようとした展覧会となっている。

編集部

Exhibition Ranking