モデルを主軸にファッション近代史を振り返る
「ナオミ・イン・ファッション」( V&Aケンジントン)では、ナオミ・キャンベルが40年間のキャリアのなかでランウェイやプライベートで着た服およそ100点を見せながら、デザイナーやフォトグラファーに与えたインスピレーションや文化的影響を探る。
エキシビションは2つのフロアに渡って展示されており、エントランスの真正面に映し出されたナオミがランウェイを闊歩する映像で幕を開ける。圧倒的な存在感とともに服を最大限美しく見せて歩く姿は圧倒的だ。かつてキャットウォーク・フォトグラファーだった知人の「ランウェイのナオミはどの瞬間を切り取って撮影しても常に完璧」という言葉を思い出す。