NEWS / REPORT - 2024.6.20

「てあて・まもり・のこす 神奈川県立近代美術館の保存修復」(神奈川県立近代美術館 鎌倉別館)レポート

展示風景より、福沢一郎《よき料理人》(1930)の裏側。外側の木枠は1992年に修復用として新調されたもの

展示風景より、神奈川県立近代美術館 葉山館にある修復・撮影作業室

展示風景より、左から作者不明《負翼童子図》(制作年不明)、村山知義《ヘルタ・ハインツェ像》(1922〜24)

展示風景より、作者不明《負翼童子図》のキャプション。対象作品に関して保存修復の観点から解説がなされており、作品を新たな視点で知ることができる点が本展キュレーションの大きな特徴だ

展示風景より、左から朝倉摂《夫婦》(1953)、《街頭に観る》(1942)。受贈後に調査した結果、《夫婦》の裏面と張られた木枠のあいだに朝倉の初期作品《街頭に観る》が挟まれていたことが判明したという。《街頭に観る》は修復され、一部欠損しているものの鑑賞可能な状態となっている

展示風景より、高橋由一《江の島図》(1876〜77)。オリジナルの額装(左)が見られるのは同館での展示のみ。額縁の布が著しく劣化しているため、他館への貸出を行う際はオリジナルを模した額縁(右)を用いている

展示風景より、保存修復作業に使用される道具

展示風景より、保存修復作業に使用される道具

展示風景より、2023年に葉山館で開催された展覧会のポスター。未使用のポスターと約2ヶ月展示していたポスターを比較したもの。印刷が色褪せており、劣化の度合いがうかがえる

展示風景より、作品の輸送箱一式、固定具一式

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編集部