アパレルや飲食店等を展開するベイクルーズによるアートギャラリー「art cruise gallery by Baycrew’s(アート クルーズ ギャラリー バイ ベイクルーズ)」が、東京の虎ノ門ヒルズに2月29日オープンする。
同ギャラリーは、アートに対する違和感──美術館などの限られた場所でしか見られない、かつ高額で取引される──からプロジェクトをスタートさせている。そのスタンスは、人々の日常や生活と近しく、寄り添うことができる作品を展示・販売するというもので、ファッションや生活空間に注力してきたベイクルーズならではの視点と言えるだろう。
こけら落としとして開催されるのは、葛飾北斎による『北斎漫画』から北斎の遊び心に注目し厳選された80点で構成する「PLAY w/ HOKUSAI」だ。『北斎漫画』蒐集家・浦上満や、ディレクター・佐々木真純(ART&REASON)、クリエイティブディレクター・おおうちおさむの協力を経て実現する本展では、来場者がよりアートを身近に感じながら、鑑賞や購入といったアート体験を楽しむことができるだろう。
また、同展の開催に合わせギャラリーでは、メインビジュアルとして取り上げている『北斎漫画』の虎の刺繍をあしらったスカジャンも販売。25点限定とのことなので要チェックだ。
今後も同ギャラリーは、「アートを日常に落とし込む」という視点から絵画、写真、彫刻、デザイン、映像といった多岐にわたるテーマで展覧会を実施していく予定だという。