ガイドツアーに参加しよう! 「TURNフェス3」が東京都美術館で開催

アーツカウンシル東京は東京都美術館で8月18日よりの3日間にわたり、アーティストと福祉施設やコミュニティが出会い、様々なプログラムを展開する「TURNフェス3」を開催する。今回のテーマは「アクセシビリティ」。

 東京都やアーツカウンシル東京などが主催し、日比野克彦が監修を務める「TURN」。これは障害の有無や、世代、性、国籍、住環境など属性や背景の違いを超えた、多様な人々の出会いと表現を生み出すアートプロジェクトだ。

 この全国各地で展開される「TURN」が一堂に会すのが、今回で3回目を迎える「TURNフェス」。これはアーティストが、障害者支援施設や社会的支援を必要とする人の集うコミュニティへ赴き、その場所を利用する人や支援者等との交流を重ね、相互に関係する交流プロセスを構築する「交流プログラム」やTURNの活動が日常的に実践される場「TURN LAND」での活動を通して生まれた作品の展示をはじめ、ワークショップやトークイベント、オリジナルプログラムなどを実施するもの。

TURNフェス2の様子 photo by Ryohei Tomita

 今回は、過去2回に実施した「アーティストが訪問先の施設やコミュニティスペースとの交流を発表する」という方法を踏襲しながら、TURNを考えるうえで重要な観点を想起させる、多様な取り組みを紹介。さらに「アクセシビリティ」をテーマに、会期中は障害等で会場までの移動に困難がある人の道のりを一緒に辿るプログラムや、コミュニケーターによるガイド案内も予定。美術館という場所で、アーティストや交流先の施設等とともに「フェス」がつくり上げられていく。

 参加アーティスト・施設は池田晶紀、板橋区立小茂根福祉園、今井さつき、井谷優太、大西健太郎、川瀬一絵、目、社会福祉法人旭川荘、シューレ大学、しょうぶ学園、高橋正浩、高本敦基、滝沢達史、テンギョウ・クラ、冨田了平、富塚絵美、認定特定非営利活動法人クリエイティブサポートレッツ、マダム ボンジュール・ジャンジ、山縣良和+ここのがっこう、山城大督、らくだスタジオ、TURN in BIENALSUR。

山縣良和+ここのがっこう+しょうぶ学園

編集部

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