アートコレクターとして広く知られる株式会社ZOZOファウンダー・前澤友作が会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団が実施する学生対象のアートアワード「CAF(Contemporary Art Foundation)賞」。2014年の創始以来、高校、大学、大学院、専門学校の学生を対象に、若手アーティスト育成を目的として回を重ね、多くの作家を輩出してきた。
その入賞作品を一挙に展示する「CAF賞2025入選作品展覧会」が、12月9日〜14日の会期で、東京・代官山のヒルサイドフォーラムで開催される。

12回目の開催となる今回のファイナリスト12名は次の通り。市原えつこ(東京藝術大学大学院)、小坂美鈴(京都芸術大学大学院)、木々津鏡(東京藝術大学大学院)、渋井知輝(東京藝術大学大学院)、志村考太郎(多摩美術大学)、立花光(京都市立芸術大学大学院)、平岡真生(名古屋芸術大学大学院)、松浦美桜香(多摩美術大学)、Modern Angels(東北芸術工科大学)、Moche Le Cendrillon(東京藝術大学大学院)、若尾武幸(愛知県立芸術大学大学院)、和田竜汰(東北芸術工科大学大学院)。
最終審査は12月14日に行われ、木村絵理子(弘前れんが倉庫美術館館長)、野路千晶(Tokyo Art Beat エグゼクティブ・エディター)、桝田倫広(東京国立近代美術館主任研究員)の3名が審査員を務める。最優秀賞1名、優秀賞1名、審査員特別賞3名の合計5名が選出される予定だ。
多数の応募のなかから審査を通過した学生たちによる作品が一堂に会する「CAF賞2025入選作品展覧会」。絵画、彫刻、映像、パフォーマンス、インスタレーションなど様々な表現がそろうこのアワードは、今年も要注目だ。


























