「ダッチオークション」が銀座 蔦屋書店で開催。ハンマープライスの一部をアーティストに還元

CCCアートラボが株式会社Artfieldとの共同開催によるオークション「Dutch Auction “ART NOW vol.2”」を、銀座 蔦屋書店で開催する。日時は4月28日18時。

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 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中でアートに関する事業を行う企画集団「CCCアートラボ」が、株式会社Artfieldとの共同開催による新形態オークション「Dutch Auction “ART NOW vol.2”」を銀座 蔦屋書店で開催する。日時は4月28日18時から。下見会は4月26日~27日の11時~20時。

 「ダッチオークション」とは、通常の競り上げ型の「イングリッシュオークション」とは異なり、競り下げ型のオークションのことを指す。あらかじめ設定された価格から購入希望者が落札するまで段階的(10秒ごと、30秒ごとなど)に価格が下がってくというものだ。競り上げ型オークションや通常の店頭での販売にはないスピード感が大きな特徴で、落札そのものがエンターテインメントとして楽しめる。

ダッチオークションの仕組み

 現時点で公表されている出品作品は、岡崎実央《TAG TEAM MATCH》、上野裕二郎《倶利伽羅龍 No.3》、中島健太《匿名の地平線-ver. Monochrome》、森洋史《真珠》、山本大貴《音羽御殿にてⅡ》など。すべてのロットはこちらから確認できる。

山本大貴 音羽御殿にてⅡ
中島健太 匿名の地平線-ver.monochrome-

 今回のオークションではもうひとつ特筆すべき点がある。日本では「追及権」(オークションなどで作品が転売された際、アーティストにも一定パーセントが支払われる権利)が採用されていないため、オークションで作品が落札されてもその価格が作家に還元されることはない。しかし今回は、Artfield Artists社における新たな取組みのひとつとして、ハンマープライスの一部をアーティストに還元するという試みも行われる。

 オークションのスピード感を体験できると同時にアーティストの支援もできる現代にふさわしいダッチオークションに、オンラインまたは会場から参加してほしい。

編集部

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