新しいアートのプレゼンテーションの場所に。「MARPH(マーフ)」で作家・ギャラリーの効果的なPRを

プレスリリース配信サービスの代表格として知られる「PR TIMES」を運営する株式会社PR TIMES。同社が運営するアート特化型のオンラインPRプラットフォーム「MARPH(マーフ)」に注目だ。

MARPH ©︎2023 Rei Nakanishi, ©︎2023 GOLD WOOD ART WORKS, ©Shohei Takasaki Courtesyof Gallery COMMON, ©Koji Yamaguchi, ©KAZ OHSHIRO, ©Koichi Yairi, ©TIDECourtesy of HENKYO, ©Waku Courtesy of Gallery COMMON

 月間約6000万PVを誇る、国内最大のプレスリリース配信サービス「PR TIMES」を運営する株式会社PR TIMES。同社が、アート特化型のオンラインPRプラットフォーム「MARPH(マーフ)」のβ版をスタートさせた。

SNS感覚でリリースを作成

 「MARPH」はアーティストやギャラリー、ミュージアム等が、個展やイベントなどの情報をプレスリリースとして作成・配信できるサービス。SNSのような感覚で、作品や展覧会情報、作家情報などを入力できる、ギャラリーやアーティストのための新たなプラットフォームだ。現時点では国内が対象だが、2025年中を目処にアジア及び北米、ヨーロッパへ進出し、海外メディアとの関係性を高めるとしており、ギャラリー単独ではハードルが高いグローバルへの情報発信も可能となる。

©Koji Yamaguchi

20ギャラリー、60作家が参加

 現在、「MARPH」にはNerhol、花井祐介、冨田直樹、多田圭佑、山口歴、TIDE、TAKU OBATA、コムロタカヒロ、タムラサトルら80人を超えるアーティストが参加。また、Gallery COMMON、GALLERY TARGET、MAKI Gallery、MAHO KUBOTA GALLERY、T&Y Projects、PARCEL、TEZUKAYAMA GALLERYなど約20のギャラリーが、MARPHβ版のアドバイザリーも兼ねて参加している。

 作成されたプレスリリースは国内100以上のメディアに配信。リリースやアーティスト・作品情報、ギャラリーや展覧会の情報はWEBページとしてアーカイヴされていくのも嬉しい。

 一般のユーザーにとっては、お気に入りのアーティストやギャラリーの情報をフォローすることで、お知らせを受け取ったり、好きな作品をリスティングすることができるので、ユーザーへの間口を広げるツールとしても機能するだろう。

©Nerhol

アートフェアにも対応

 さらに、多くのギャラリー・作家が参加するアートフェアや芸術祭にも対応。開催されるフェアや芸術祭などのイベントと連動したページを通して、イベントに参加するアーティストやギャラリーの作品情報を一覧表示することが可能となる。

 この第1弾として、国内最大のアートフェア「アートフェア東京2023」(3月10日〜3月12日)のページが開設。MARPHに参加するMAKI Gallery、GALLERY TARGET、Gallery COMMON、MAHO KUBOTA GALLERY、GYOKUEI、YUKIKOMIZUTANIなどのギャラリーから展示される約50点の作品を一覧で閲覧することができる。

 PR TIMES のグローバル展開にあわせ、国内マーケットのみならず、海外をもスコープに入れる「MARPH」。ギャラリーにとっても重要な広報戦略に、「MARPH」を組み込んでみてはいかがだろうか。

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