2022.8.5

毎月50作品を匿名でオークション販売。「匿名希望画廊」の第1回がスタート

作品を匿名の形式で出品し、オンラインでオークション販売する新たなサービス「匿名希望画廊」が始まった。第1回の開催は8月5日〜9月5日。

「匿名希望画廊」のロゴマーク
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 チャリティーアートイベント「匿名希望展」を展開している株式会社ジョージクリエイティブカンパニーが、新たなオンラインアートギャラリー「匿名希望画廊」を公開した。

 「匿名希望展」はこれまで年に1度、合計3回開催されてきたイベント。アーティストやファッションデザイナー、タレント、シェフ、美術学校の学生、子供たちが参加し、匿名で作品を展示・販売してきた。作品がすべて同じテーマで描かれ、作者を匿名にすることで先入観なくアートが購入できるのが大きな特徴だ。

 展示終了後、購入した顧客へ作品を届けるとともに、作家名はそこで初めて知らされる。また、一部運営費を除く販売益は画材となり、支援が必要となる世界の子供たちに届けることで、子供たちのアートに触れる機会を広げていくことを目的としている。

 今回の「匿名希望画廊」も同じ「匿名」をコンセプトにしたもの。「匿名希望展」とは異なり、チャリティとしてではなく毎月約50点の作品がつねにウェブサイト上でオークション販売されている。若手アーティストを中心に、絵画や写真、イラストなど幅広いメディアの作品を匿名の形式で販売を行い、作品が届く際に作者の情報を知らせるという。

 8月5日〜9月5日に行われる第1回目のオークション販売には、天野雛子、飯田萌、王露、坂本美果、櫻井万里明、坂口拓、さくらおかしんぞう、SATOSHI TAMAMURA、中村幸子、中村桃子、nico ito、ニシクボサユリ、林煜涵、PYURURINKOYOSHIDA、前田豆コ、前田洋平、MASAGON、松本千明、大和春子、吉田貴尽、LILY NIGHTなどが参加している(当然、どの作家がどの作品であるかは明示されない)。

 また、それぞれの作品は異なる値段で出品されている。1000円単位で自分で価格を決めて入札することができる。この機会に、先入観なくアーティストの名前や価値にとらわれず、作品を購入してみてはいかがだろうか。