2018.11.8

クリエイターとペイントソフトが出会ったら? さいあくななちゃん、山科ティナらが「openCanvas」を使った作品づくりに挑戦

PGNが開発した、Windows専用のペイントソフトウェア「openCanvas(オープンキャンバス)」。このソフトを使って、さいあくななちゃんら5名のクリエイターが作品を制作する。制作の模様や成果物は、openCanvasの特設サイト「クリエイティブ・インスパイア」にて、11月8日より順次公開される。

さいあくななちゃん 撮影=嶋本麻利沙
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 openCanvas(オープンキャンバス)とは、イラスト初心者から上級者まで幅広く楽しめるWindows専用のペイントソフトのこと。アナログで描いたような描き味のペン、わかりやすいインターフェイス、イラスト制作に関わる基本性能の高さに加え、描画手順を記録・再生する「イベント機能」も搭載。制作作業の手順やブラシの各種パラメーター設定をデスクトップ上で再現することができる。

 そして今回、アーティストからシンガーソングライターまで、各ジャンルで活躍するクリエイターが、openCanvasを使った作品づくりに挑戦。制作の模様や作品は特設サイト「クリエイティブ・インスパイア」にて、11月8日より順次公開される。

さいあくななちゃん 参考作品

​ この連載のトップパッターを飾るアーティストのさいあくななちゃんは、1992年山梨県生まれ、神奈川県在住。2014年に自身の描いた絵がバイト先の同僚に「最悪」と言われたことをきっかけに、自身の本名である「なな」に「さいあく」を付け、「さいあくななちゃん」としてアーティスト活動を行ってきた。今年2月には、岡本太郎現代芸術賞(通称TARO賞)で大賞である岡本太郎賞を受賞するなど、今後の活動が期待されるアーティストのひとりだ。

さいあくななちゃん 撮影=嶋本麻利沙

 「クリエイティブ・インスパイア」の記事内では、opencCanvasのイベント機能で作成した動画にさいあくななちゃんが作詞作曲した曲を重ね、ビデオとして公開。アーティストがソフトウェアとどう向かい合うか、新しい作風をつくり出していくかといったプロセスを見ることができる。

 また、ここで制作した作品に手描きの加筆を行った7点は、『美術手帖』が運営するアートのウェブストア「oily by 美術手帖」にて紹介。

 今後もイラストレーターの大島智子、シンガーソングライターの中村千尋、マンガ家の山科ティナらが「クリエイティブ・インスパイア」に登場予定。それぞれジャンルの異なるクリエイターがどのような作品を発表するのか楽しみにしてほしい。​