123億円! ZOZO前澤友作がサザビーズでバスキアの《Untitled》を落札

ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイ代表取締役の前澤友作が、5月18日に行われたサザビーズ・ニューヨークのイブニング・セールでジャン=ミッシェル・バスキアの《Untitled》を約123億円で落札した。これはバスキアのオークション史上最高額となる。

前澤友作と落札されたバスキアの《Untitled》(1982)

 今回、前澤友作が落札したのは1982年にジャン=ミシェル・バスキアが制作した《Untitled》で、落札価格は事前に予想されていた価格の6000万ドルをはるかに上回る1億1048万7500ドル(約123億円)。これはバスキアのオークションレコードであり、またアメリカ人アーティストによる作品としてもオークションレコードとなった。

 前澤は自身のInstagramで「バスキア落札しました。アートを好きになってよかった。このペインティングをはじめて見たとき、心からそう思いました。みなさんにも見てもらえる機会をつくれたらいいなと思っています」とコメント。また、サザビーズに対しては同作を千葉に建設予定の自身の美術館で展示する意思を伝えており、世界各国の美術館への貸し出しにも言及している。

前澤友作と落札されたバスキアの《Untitled》(1982)

 なお前澤は、2016年5月10日にクリスティーズ・ニューヨークのイブニング・セールで、同じくバスキアの《Untitled》を当時のアーティストレコードである5728万5000ドル(当時のレートで約62.4億円)で落札したことで、一躍アートワールドに躍り出た。また、同年10月25日にはパリで開催されたオークション「ヘヴィー・メタル」セールでも、マーク・ニューソン《ポッド・オブ・ドロワーズ》を102万ユーロ(当時のレートで約1億1580万円)で落札するなど、その動向には常に注目が集まっている。

 今回の落札によって、前澤友作はバスキアの世界最高額1位と2位の作品を所有することとなり、世界における「メガ・コレクター」としての知名度はますます上昇するだろう。

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