いっぽうで、2~3年前と比較すると、ギャラリーの売上がやや鈍化している印象も否めない。それにもかかわらず、デイヴィッド・ツヴィルナーのシニアパートナー、クリストファー・ダメリオは「今年は多くの人々が集まり、コレクションやビジネスに対して意欲的であり、全体のエネルギーやムードが非常に楽観的であると感じた」と述べている。
ダメリオは、アジア市場には依然として大きな成長の可能性があると考えている。「私はつねにアジアの可能性を信じている。経済が良いときも悪いときも、その成長ポテンシャルは揺るぎないものだ。だからこそ、作品を見せ続け、この地域に根を張ることが重要である」。

また、経済状況が悪化しているときこそ、地域やギャラリー、フェアへの投資を続けることが最良の選択肢だとダメリオは強調する。「経済が回復したときには、困難な時期に努力した成果が実を結ぶ。逆に、経済が悪いからといって後退すれば、景気が良くなったときに取り残されてしまう」。
世界経済が不安定ななかで、ギャラリーがどのようにこの状況を乗り越えるべきか。タデウス・ロパックは次のように語っている。「私たちはただプログラムを進め、アーティストとともに展示を行い、その結果が自然と現れるだろう」。

