Twitter CEOのジャック・ドーシーが、「Valuables」において販売した2006年の自身最初のツイート。このツイートが競売の結果、291万5835ドル(約3億1721万円)という高額で落札された。
ツイートは誰でも閲覧できるが、今回販売されたものはNFT(非代替性トークン)によってデジタルにおける唯一無二性を担保されたもの。つまり、通常私たちが目にするツイートとは実質的に異なる「作品」のようなものだ。
ジャック・ドーシーはこの競売の収入について、貧困世帯に直接現金を寄付する慈善団体「ギブダイレクトリー(GiveDirectly)」に寄付することで、ケニア、ルワンダ、リベリア、マラウイの貧困世帯を支援する考えを明らかにしている。
Sent to @GiveDirectly Africa fund 🌍Thank you, @sinaEstavi. pic.twitter.com/aEZu07auLV — jack (@jack) March 22, 2021
NFTをめぐっては、 クリスティーズで出品されたデジタルアーティスト・Beepleによるデジタルアート作品《Everydays - The First 5000 Days》が約6935万ドル(約75億円)で落札。またNFTで作品を販売したプッシー・ライオットは、中間マージンのないNFT取引に対し、ポジティブな姿勢を示すなど、これまでにない新たな販売チャネルとしても注目を集めている。