コロナの収束が見えないなか、3月19日~21日の会期で開催される「アートフェア東京」の全出展ギャラリーが発表された。
今年の参加ギャラリーは全141軒で、国内が138軒、海外が3軒。コロナで渡航制限がある影響からか、ほとんどが国内ギャラリーとなった。会場は例年通り、東京国際フォーラムのホールEとなる。
特筆すべきなのはブースサイズの変化だ。「artKYOTO 2020」で四代田辺竹雲斎による巨大な竹のインスタレーションを展開した京都の夢工房は、160平米という広大な面積で展開。
75平米ブースとしては、たけだ美術、若手海外作家の展示を行うMAKI Gallery、松山智一作品を展示するKOTARO NUKAGA(NUKAGA)、もの派の作家・原口典之の展示を行う初出展の√K Contemporaryの4ギャラリーが名を連ねる。
また今回は、会場を丸ごとスキャニングしたオンラインバーチャル空間を公開。コロナ禍で来場が叶わない人々にもアクセシビリティを確保するという。
なおアートフェアをめぐっては、昨年は世界的にほとんどのフェアがコロナのために中止。アートフェア東京も例外ではなかった。今年は国内では京都で2月に開催予定だった「Art Collaboration Kyoto」が延期に、海外ではアート・バーゼル香港が5月に、アート・バーゼルが9月にそれぞれ延期となっている。