2月開催のArt Collaboration Kyoto、緊急事態宣言発出で開催延期に

今年2月に初開催される予定だったアートフェア「Art Collaboration Kyoto」の開催延期が発表された。新型コロナウイルス感染拡大の影響。

「Art Collaboration Kyoto」の会場イメージ (C)Art collaboration Kyoto

 2月11日から国立京都国際会館で開催予定だったアートフェア「Art Collaboration Kyoto」の開催延期が発表された。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言発出が原因だ。

 同フェアは京都府が主導する新しいアートフェアで、日本のギャラリーが「ホスト」となり、日本国外に本拠地のあるギャラリー23軒(欧州10軒、アジア7軒、北南米6軒)を「ゲスト」として迎え、ブースを共有して出展するという、これまでにないフェアとして注目を集めている。

 コロナで海を渡る移動に制限がかかるなか、ブース共有という手段をとることで、多くの海外ギャラリーの参加が可能となった同フェアだが、国内の感染状況に歯止めがかからないなか、現時点での開催は難しいという判断となった。なお延期後の開催日程については現時点では未定。決定し次第、公式サイトで発表するという。

 昨年はコロナのパンデミックで国内外のアートフェアが軒並み中止となり、オンラインフェアが次々と生まれた。今年のフェアカレンダーの行方も、コロナの感染状況が鍵となる。なお、今年はすでにアート・バーゼル香港が通常の3月開催から5月開催に延期することが決定している。

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