サルバドール・ダリは20世紀を代表する画家のひとりであり、シュルレアリスムの巨匠として広く知られている。
ダリには25歳のときに出会い、生涯のミューズとなったガラがいたことは知られているが、子供の存在は公式には確認されてこなかった。
AFP通信などの報道によると、娘であると主張しているピラル・アベルは自称・霊媒師で、カタルーニャ州カダケス付近の小さな漁村・ポルトリガトで母親がダリと関係を持ったという。もしこの主張が事実と認められれば、ダリの莫大な遺産の相続権の一部がその手に渡る可能性が生じる。
今回の判決を受け、ダリの遺産を管理する「ガラ・サルバドール・ダリ財団」は遺体掘り起こしに反対する声明を表明。近日中に控訴するとしている。