モネと松方幸次郎をめぐる映画『モネ 時の海を渡った絵』が2027年に公開。主演は林遣都、共演に上白石萌音

クロード・モネの《睡蓮》と、国立西洋美術館の礎となった「松方コレクション」をめぐる実話をもとにした映画『モネ 時の海を渡った絵』が、2027年10月15日に全国公開される。主演は林遣都、共演に上白石萌音。監督は安達もじり、脚本は桑原亮子が務める。

©2027 TOEI

 クロード・モネと、日本を代表する美術コレクターのひとりである実業家・松方幸次郎。そのつながりの背景にあった思いを題材とする映画『モネ 時の海を渡った絵』が、2027年10月15日に全国公開される。

幻の「睡蓮」がテーマに

 物語の出発点となるのは、2016年にフランスで発見された一枚の絵だ。それはかつて松方幸次郎がモネから譲り受けた《睡蓮》連作の一枚で、長らく所在不明となっていた作品だった。本作では、「なぜモネは松方に絵を託したのか」「なぜ作品は失われ、再び発見されたのか」という史実を背景に、約100年の時を超えて受け継がれていく人々の思いを描く。

 舞台は2016年の神戸。主人公は造船所で働く青年・園部龍(林遣都)だ。かつて抱いていた夢を叶えられないまま日々を過ごす園部は、造船所の先輩である老人・豊島から一枚の古い写真を託される。それは造船所の初代社長・松方幸次郎に由来するものだった。豊島の孫・杉山華子(上白石萌音)とともに写真の謎を追うなかで、園部は松方が築いた「松方コレクション」の歴史へとたどり着いていく。

林遣都 ©2027 TOEI
上白石萌音 ©2027 TOEI

 松方幸次郎は、川崎造船所(現・川崎重工業)の初代社長を務めるいっぽう、1910年代後半からヨーロッパで大量の美術品を収集した人物として知られる。そのコレクションは約1万点に及んだとされ、第二次世界大戦後にフランスに残された作品群の一部が1959年に日本へ寄贈返還されたことを契機に、東京・上野に国立西洋美術館が設立された。

 監督を務めるのは、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」などを手がけた安達もじり。脚本は同じく連続テレビ小説「舞いあがれ!」の桑原亮子が担当する。安達は本作について、モネから松方へ、さらに絵を守り伝えてきた人々、そして現在それを見る私たちへと続く「思いのバトンリレー」を描く作品だとコメントしている。

 園部を演じる林遣都は、作品のテーマについて「想いを“未来につなげていく”ということ」だと語る。いっぽう、モネの作品が好きだと語っており、過去に「松方コレクション展」を訪れた経験もあるという上白石萌音。本作への出演についても「今回のご縁がとても嬉しい」とコメントしている。

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