ロエベが「スナ・フジタ」との最新コラボレーションを発表。春の訪れを祝う日本限定コレクション

藤田匠平と山野千里による京都の陶芸制作ユニット「スナ・フジタ」とロエベのコラボレーションの新たなコレクションが公開された。

 ロエベ(LOEWE)は、京都を拠点に活動する陶芸制作ユニット「スナ・フジタ」とのコラボレーションによる日本限定のカプセルコレクションを、2月5日より発売する。

 藤田匠平と山野千里による「スナ・フジタ」は、手描きによって器の表面に細密な風景や物語を紡ぎ出す手法で知られる。本コレクションでは、同ユニットが描く、「いきものと子供たちが共存する穏やかな情景」が、陶器という支持体からロエベのレザープロダクトへと変換されている。

 モチーフとして採用されたのは、桜の木の下に集うシカと子供たちや、洗濯物の周囲を動き回るアライグマといった、日常と寓話が混ざりあった図像である。

 特筆すべきは、陶芸における絵付けのニュアンスを、技術によって製品上に再現している点だ。例えばシカやアライグマのモチーフは、異なる色のレザーを精密にはめ込むインターシャ技術によって描写されており、平面的な意匠に実在感を与えている。また刺繍によって表現された桜の花は、視覚的な彩りだけでなく、触覚でも楽しむことが可能だ。

 本コレクションは、バッグ「アマソナ23 クロップド」や「ハンモック コンパクト」のほか、革小物やウェアなど多岐にわたる。カサロエベ銀座では、シカを描いたブロッサムピンクのハンモック コンパクト、アライグマのハンモック コンパクト、そしてスナ・フジタの世界にインスパイアされたシアリングのコートを販売。2月5日からは、財布、カードホルダー、キーケースの購入者に、スナ・フジタの花見のイラストレーションに着想を得た団子のチャームが配布される。

 ロエベは近年、「ロエベ ファンデーション クラフトプライズ」などを通じて、世界の工芸との対話を深めてきた。本作もまた、日本の現代工芸が持つ物語性と、メゾンが培ってきたレザークラフトの技術が交差する、ひとつの事例として提示されている。