山梨県が「やまなしメディア芸術アワード」受賞者とふるさと納税返礼品を開発。永田風薫、筒|tsu-tsuの作品が返礼品に

山梨県が、アーティストの持続可能な制作活動・育成支援のため、「やまなしメディア芸術アワード2023-24」の受賞者であるふたりのアーティスト、永田風薫、筒|tsu-tsuとふるさと納税返礼品を企画・開発した。

返礼品のイメージ

 山梨県が、アーティストの持続可能な制作活動・育成支援のため、「やまなしメディア芸術アワード2023-24」の受賞者であるふたりのアーティスト、永田風薫、筒|tsu-tsuとふるさと納税返礼品を企画・開発した。

 永田風薫は1998年静岡県浜松市生まれ。2021年東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。2024年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。都市空間に流れる音や音楽を扱った作品制作やエレキギターの演奏を通して、音が持つ社会的な力や政治性について考えている。

永田風薫

 筒|tsu-tsuはドキュメンタリーアクターで山梨県在住。古典舞踊の手習いから得た「筒(つつ)」という身体感覚を手がかりに、実在の人物を取材し、演じる一連の行為を「ドキュメンタリーアクティング」と名づけ、実践してきた。2022年からは山梨県河口湖町にてアーティスト・ラン・レジデンス「6okken」を設立・運営している。

筒|tsu-tsu

 同アワードのY-SILVER(優秀賞)を受賞した永田風薫による返礼品は「やまなしポートレート」と「山梨のルーツを辿るアート作品の制作」のふたつ。「やまなしポートレート」は永田が県内で写真撮影を行い、作品(ポートレート)を制作するもので、寄附額は30万円。「山梨のルーツを辿るアート作品の制作」は永田が寄附者等に取材を行い、寄附者等が持つ山梨の記憶や経験を、地域に根ざした言葉、写真、音などを素材に、作品としてかたちに残すもので、寄附額は50万円となっている。

 Y-CRYSTAL(山梨県賞)を受賞した筒|tsu-tsuの返礼品は「20万人いる同一生年月日の人を演じる『誕生日プロジェクト』」のAプランとBプラン。Aプランは同じ生年月日の人物へのインタビューをもとに作成した「演技のための地図」(A3サイズ、額縁入)と、オリジナルTシャツのセットで寄附額は6万円。Bプランは写真作品とオリジナルTシャツのセットで寄附額は30万円だ。

返礼品のイメージ
返礼品のイメージ

 受付は「さとふる」「楽天ふるさと納税」「ふるさとチョイス」のふるさと納税ポータルサイトにて。出品数には限りがある。

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