東京で初となる屋外型国際フォトフェスティバル「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」の開催が決定した。上野公園とその周辺エリアを会場とし、歴史ある建造物や昔ながらの面影を残す上野の街なみを歩きながら、写真作品と出会うことができる。
本イベントは、アメリカの社会学者リチャード・フロリダの著書「クリエイティブ資本論」にインスピレーションを受け、同著のなかで挙げられている都市の繁栄に必要な3つのT、「才能(Talent)」、「技術(Technology)」、「寛容性(Tolerance)」から名付けられた。
出展作家は、タイヨ・オノラト&ニコ・クレブス、エヴァ・ステンラム、サルバトーレ・ヴィターレ、マイヤ・タンミ、鈴木理策、米田知子、山本渉、武田慎平、宇佐美雅浩の9名。鈴木理策の「水鏡」の作品を噴水の水辺に浮かべたり、巨大な作品が公園の入り口に掲げられたりと、建築家の設計によるダイナミックな展示が行われる。
期間中には、上野公園・水上音楽堂で一夜限りの野外スライドエキシビションも開催予定。そのほか、全世界1300名から選ばれたコンペティション受賞作展や、東京藝術大学でのトークイベント、都内の学校で写真を学ぶ学生たちのポートフォリオを手にとることができるイベントなども開催される。