アメリカの現代美術の巨匠、フランク・ステラ氏が5月4日、米・ニューヨークの自宅にて87歳で逝去した。
ステラ氏は1936年アメリカ合衆国マサチューセッツ州生まれ。50年代にミニマルアートの先駆者として頭角を表す。その後「ハードエッジ」と呼ばれる色面を構成した平面作品を手がけていたが、80年代以降は湾曲したり破断したりといった不規則な構造物を組み合わせた3次元的な作品を制作。第二次世界大戦後のアメリカ現代美術を代表するひとりとして評価されており、国内ではDIC川村記念美術館が多くの作品を所蔵している。