東京都庭園美術館が開館40年。期間限定の「ウェルカムラウンジ」や「庭園能」など実施へ

東京都庭園美術館は2023年10月1日に開館40年目の節目を迎えることを記念し、様々な事業を実施する。

 東京を代表する美術館のひとつである東京都庭園美術館。同館が2023年10月1日に開館40年目の節目を迎えることを記念し、様々な事業の実施を発表した。

 東京都庭園美術館は1983年開館。1933年に建設されたアール・デコ様式の旧朝香宮邸を活かした美術館として、多くの人々に親しまれている。2018年には新館の改築や茶室や庭園の整備、レストランの新築などが行われたことは記憶に新しい。

 そんな東京都庭園美術館の開館40周年では、美術館本館の第一階段を装飾するブロンズ製金物のモチーフを基にデザインされたロゴが登場。「わたしのいい日に。」というキャッチコピーも発表された。

 8月11日から9月3日の間は、正門横スペース(旧門衛所)に期間限定の「ウェルカムラウンジ」が設けられ、これまでに開催された展覧会チラシとカタログが展示。会場には来館者によるメッセージカードも展示されるという。

 10月1日は開館記念「TEIEN 40th Anniversary Festival」と題し、企画展「装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術」が無料になるとともに、芝庭では19世紀末から現代までの音楽とダンスによる公演「ジャズとダンスの祝宴 マチネ」(2回公演)を開催。西洋庭園にはキッチンカーも登場し、美術館をイメージした特別メニューや、当日限定のメニューなどを販売する。

 また10月20日〜11月19日の期間、芝庭では朝香宮邸建設以前から同地にあるオオエノキと、それに寄り添うように並び立つムクノキを光に輝くモビールで飾り付け、夜にはプロジェクションマッピングで映像を投影するという。

 このほか、11月17日・18日(各日18:00〜)には「ジャズとダンスの祝宴 ソワレ ―光の調べ―」の夜公演が、11月24日と25日には能「鵺」、能「羽衣 舞込」、能「小鍛冶 白頭」が芝庭で上演される。

 なお、10月1日には東京都庭園美術館の公式サイトが大規模リニューアルされる予定だ。

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