アメリカのラブキン財団が、第7回目のラブキン賞の受賞者を発表。9名のアートジャーナリストにそれぞれ5万ドル(約705万円)の賞金が与えられた。
アメリカの芸術家レオ・ラブキン(1919〜2015)とその妻ドロシア(1921〜2008)の名を冠した同財団は、展覧会、出版物、その他の情報発信手段を通じて視覚芸術を振興することを使命として1999年に設立。2017年、レオ・ラブキンの美術批評、アーティスト、作家への強い関心を称え、ビジュアルアートジャーナリストを対象としたラブキン賞をスタートし、これまでは62人のジャーナリストに総額325万ドルを贈呈している。
今年の受賞者は、マキシミリアーノ・デュロン、エリン・ジョイス、アイリーン・グセル、ジョリ・フィンケル、ハーモニー・ホリデー、アネット・レピケ、ダーラ・ミガン、レベッカ・ソルニット、ジリアン・スタインハウアーの9名。ARTNewsやThe Art Newspaper、Artforum、ニューヨーク・タイムズ、ザ・ニューヨーカー、ガーディアン、ヴォーグ、ヴィレッジ・ヴォイスなどに寄稿しているジャーナリストだ。
今年の審査員を務めたのは、アーティスト、作家、出版業者のマーク・アリス・デュラントと、アート・アドミニストレーター、キュレーター、教師のナネット・マシーユネス。アメリカ全国各地でビジュアル・アートに携わる16人の推薦者から受賞候補者を指名され、そのなかから選ばれたという。