シャブリワインが日本で初の「シャブリワインアートアワード」を開催。グランプリは賞金30万円

フランスのブルゴーニュ地方で生産される辛口の白ワイン、シャブリワイン。このシャブリワインが日本で初めて、アートの公募展を行うこととなった。

 パリからわずか2時間の場所にあるシャブリ。シャルドネ発祥の地ブルゴーニュ地方にある5つのワイン産地の北端に位置しており、シャブリワインはフランスのブルゴーニュ地方で生産される辛口の白ワインとして知られている。

 そのピュアで繊細な味わいは世界的に高く評価されており、口に含むと、白い石灰岩や火打石、濡れた石のようなミネラル感に加え、潮の香りや塩味、スモーキーな中国紅茶の風味がそこはかとなく漂うことが大きな特徴だ。

 このシャブリワインの推進を担うブルゴーニュワイン委員会(BIVB)が、日本で初となるアートの公募展「シャブリワインアートアワード」を行う。同委員会は2012年以降、ベルギーとドイツでアートコンクールを開催してきた実績を持つ。

ベルギーでの受賞作、Samy Belabesの《Le Corps et l’Esprit》

 本アワードは、フレッシュな若手アーティストによる、「ピュア」をテーマとした立体アート作品を広く募集するもの。視覚や触覚を通じてシャブリワインらしさを伝えるとしたら、一体どのようなかたちになるのか。様々な素材を駆使し、シャブリワインをイメージした作品が求められる。

 募集期間は2023年2月27日~4月24日24時まで。グランプリ(1点)には賞金30万円とシャブリワイン4本セットが、準グランプリ(2点)には賞金5万円とシャブリワイン4本セットが贈呈される。なお受賞作品はウェブ版「美術手帖」にて掲載予定だ。

 審査員は日本で唯一「マスターオブワイン」の称号を持つ大橋健一と、ブルゴーニュワイン委員会、秋山かおり(STUDIO BYCOLOR代表/デザイナー)、そして橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長)が務める。奮って応募してもらいたい。

©BIVB/J._Gesvres
©BIVB

編集部

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