デザイナー・活動家のヴィヴィアン・ウエストウッドが81歳で12月29日に死去した。最期は、南ロンドンのクラパムで、家族に囲まれながら安らかに息を引き取ったという。
ヴィヴィアン・ウエストウッドは、その当時パートナーだったパンクロックバンド「セックス・ピストルズ」の仕掛け人、マルコム・マクラーレンとともに1970年代のモードを牽引。以降、ファッションデザインやアートに取り組み、コレクションやショーにおいて社会的なメッセージを発信してきた。
日本ではまた、矢沢あいによる人気漫画作品『NANA』を介して、憧れのブランドとしての地位を確立。そのコレクションは今年の「特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界―」でも紹介されているように、幅広いカルチャーと接点を持ち続けてきた。
長年にわたり、英国ファッション界の女王の座に君臨し続けたヴィヴィアン・ウエストウッド。彼女が伝えてきたメッセージは、今後も世界中で多くの人を刺激することだろう。