来秋の開催を予定している「さいたま国際芸術祭2023」の実行委員会が、次回の芸術祭におけるアートプロジェクトなどを統括するディレクターを公募することを発表した。
同芸術祭は、2016年に芹沢高志のディレクションで行われた「さいたまトリエンナーレ2016」を前身とするもの。18年にその名称を「さいたま国際芸術祭」と変更し、2020展のディレクターとして映画監督・遠山昇司を企画提案方式の公募によって選出した。
20年に開催された「さいたま国際芸術祭2020」では、「花」をテーマに実会場とオンラインの両方で展開。篠田太郎、碓井ゆい、平川恒太、ミヤケマイ、新津保建秀、須田悦弘、高木正勝、梅田哲也など、約40組のアーティストが参加した。
次回展のディレクター公募は、2月7日まで受付中。書面による職務経験などの実績審査やさいたま独自の「国際芸術祭」についてのレポート審査を経て、プレゼンテーション審査や個別面接などによる第二次選考で1名程度のディレクターが決定する。
主な職務内容は、芸術祭のアートプロジェクトや市民プロジェクトの企画・立案および実施における監督や、それに関する制作および関係者との調整、芸術祭のテーマを含む開催に関する具体的な企画・立案など。委嘱期間は今年4月1日からさいたま国際芸術祭実行委員会の解散まで(2024年3月見込)。